イングランドのプレミアリーグで常に上位を争っているのが、アーセナルです。
長年、指揮を執ってきた、アーセン・ベンゲル氏が昨シーズンで退任となり、
新しくウナイ・エメリ監督を招聘し、2019年シーズンをスタートしました。
順位は、2019年2月末時点で4位と、健闘しています。
冬の移籍期間も終了し、後半戦の陣容が固まりましたので、冬の補強内容を踏まえて、
フォーメーションを予想します。
2019アーセナルのフォーメーションはどうなる?冬の移籍・補強状況から予想
2019アーセナルの冬の移籍状況は?
アーセナルの冬の移籍情報です。
■2018-19冬の移籍情報
加入
ポジション | 名前 | 年齢 | 前所属クラブ |
MF | デニス・スアレス | 25才 | バルセロナ (ESP) |
放出
ポジション | 名前 | 年齢 | 移籍先クラブ |
GK | エミリアーノ・マルティネス | 26才 | レディング |
MF | エミール・スミス・ロウ | 18才 | ライプツィヒ (GER) |
MF | アーロン・ラムジー | 28才 | ユヴェントス(ITA) |
※ラムジーは、来シーズンからの加入。
夏にレノ、パパスタソプーロス、トレイラなど、5選手を獲得した為、
冬はほぼ動きが無かったといえます。
サンレヒSDも、冬の補強は積極的にはしない、とコメントしていました。
そんな中ショックだったのは、ラムジーが来シーズンからのユヴェントス加入を
正式発表してしまった事です。
🏴アーロン・ラムジー
1⃣1⃣年在籍のガナーズを離れる‼️ ユヴェントスへの加入が決定した🙌
🔽🔽🔽詳細をチェック!https://t.co/SW3q5JjzOg#スポルト #ラムジー #ガナーズ #ユヴェントス pic.twitter.com/FalnDjjA1r
— SPORT JAPAN (@SPORT_JAPAN) 2019年2月12日
2008年にカーディフから加入し、アーセナルの中盤を支えてきた選手なだけに、
非常にショックです。
シーズン開幕前に、ジャック・ウィルシャーがウェストハムに移籍してしまい、
ベンゲル時代の象徴だった選手がいなくなってしまったな、という印象です。
一方、新加入では、バルセロナから、デニス・スアレスが加入しています。
セビージャ在籍時に、エメリ監督の指導を受けていた為、移籍してきた様です。
バルセロナでは、あまり出場機会を得られていなかった様ですが、
スペインU19代表でU19ヨーロッパ選手権で優勝するなど、実力はある選手です。
ラムジーの代わりに、アーセナルの中盤を支える選手になって欲しいです。
2019アーセナルのフォーメーションはどうなる?冬の移籍市場から予想
今シーズンのアーセナルの基本フォーメーションは以下の通りです。
引用URL https://lovefootball-polestar.com/
基本的には、この4-2-3-1が多い様です。
開幕当初は、オーバメヤンをトップに入れることが多かったですが、
ラガゼットがフィットしてくると、サイドも出来るオーバメヤンを入れて、
攻撃力を増している印象です。
トップ下は、開幕当初はラムジーが多かったですが、
エジルが調子を上げてきた事、ラムジーが契約更新で揉めていた為、
最近は、エジルが入ることが多いです。
新加入のデニス・スアレスは、トップ下の控え、という位置づけになりそうです。
中盤では、ボランチが充実してきました。
ジャカ、トレイラは期待通りですが、夏に移籍してきたばかりの
ゲンドゥージも負けず劣らず、活躍しています。
ディフェンスは、開幕前にメルテザッカーが引退し、心配されましたが、
パパスタソプーロス、ムスタフィで、安定している印象です。
心配された、チェフの後継者も、レノがこなしています。
全体的に見ると、補強した選手が活躍して、チームとして機能しています。
ただ、先日もマンチェスターシティに1-3で敗れるなど、ここ一番での勝負弱さは
解消されていません。
まとめ
22年もの間、アーセナルは、アーセン・ベンゲル氏が監督として全てを掌握し、
栄光を築いてきました。
しかし、近年は、チェルシー、マンチェスターシティの豪華な補強と比べると、
地味な補強で、戦力差も少し開いてしまいました。
今シーズンからウナイ・エメリ監督を迎え、新生アーセナルとしてスタートを切りました。
エミレーツスタジアムの債務返済に目処がついた為、補強に関しても、
昨シーズンからかなり積極的にしています。
その成果もあって、今シーズンは、悪くない滑り出しだと思っています。
期待されたオーバメヤン、ラガゼットが得点ランクの上位に名前を連ねています。
この二人に、エジル、ムヒタリアンが絡む攻撃は見ていて面白いです。
ディフェンス面に関しても、ボランチに、ジャカ、トレイラ、ゲンドゥージという
若くて、今後が楽しみな選手がいます。
パパスタソプーロス、ムスタフィ、レノで構成されるセンターラインも、
まだ連携面で課題はありますが、機能しています。
サイドバックでは、コラシナツ、ぺジェリン、という若手、中堅から、
モンレアル、リヒトシュタイナーといったベテランまでラインナップされ、
大きな穴は無くなりました。
しかし、悲願のプレミアリーグ奪回の為には、まだ届かないかな、という印象です。
何が足りないのかというと、クラブを象徴するワールドクラスのプレーヤーが
必要だと思います。
2004年に最後にプレミア優勝した時には、アンリ、ベルカンプ、ピレス、リュングベリ、
ヴィエラ、アシュリー・コール、などなど、ワールドクラスのプレーヤーがゴロゴロいました。
このワールドクラスのプレーヤー達は、ベルカンプ以外は、アーセナルに来た時点では、
ワールドクラスのレベルではなく、アーセナルで名声を勝ち得た選手達です。
そういった意味では、今所属している選手達は、比較的年齢が若い選手が多く、
ワールドクラスになる可能性を秘めた選手達だと思います。
これから2~3年で、アーセナルというチームがどのくらいのレベルまで
成長できるのか、期待しています。
それには、今シーズンから就任した、エメリ監督の育成手腕が
どれだけ発揮されるか、に掛かっています。
エメリ監督には、プレッシャーに負けず、素晴らしいチームにして欲しいです。
コメント