2018-19シーズンのプレミアムリーグで、マンチェスターシティと、熾烈な
首位争いを繰り広げているのが、リバプールです。
ユルゲン・クロップ監督を招聘して4年目で、約30年ぶりのリーグ優勝まで
もう少しのところまできています。そのリバプールが、冬の補強はどうだったのか、
調べてみました。
2019リバプールのフォーメーションはどうなる?冬の移籍・補強状況から予想
2019リバプールの冬の移籍状況は?
リバプールの冬の移籍状況を確認します。
加入→なし
放出
ポジション | 名前 | 年齢 | 移籍先クラブ |
DF | ナサニエル・クライン | 27 | ボーンマス |
MF | ラザル・マルコビッチ | 25 | フルハム |
FW | ドミニク・ソランケ | 21 | ボーンマス |
シーズン前に、アリソン、シャキリ、ファビーニョ、ケイタに約250億円を
つぎ込んだ為、冬は加入なし、放出3名という静かな動きでした。
放出選手では、少し驚いたのは、クラインの移籍です。
ローン移籍ではありますが、27歳とまだ老け込む年齢ではありません。
サイドバックは、人材不足と言われています。一時期はイングランド代表のレギュラー
だった選手なので、もう一花咲かせて欲しいです。
マルコビッチは、2014年にリバプールに加入したものの、フェネルバフチェ、
スポルティング、ハル・シティとローンで出されてばかりだったので、
フルハムで心機一転、活躍することを期待します。
ソランケに関しては、各年代のイングランド代表で活躍し、これから、という選手なので、
新天地での活躍を願っています。
2019リバプールのフォーメーションはどうなる?冬の移籍市場から予想
2019年のリバプールのフォーメーションを見てみます。
引用URL https://lovefootball-polestar.com
基本は、昨シーズン同様、4-3-3を継続しています。
昨シーズン3人で57ゴールを叩き込んだ、サラー、フィルミーノ、マネの
強力3トップを活かすスタイルは変わっていません。
スピード、テクニック、決定力が揃ったこの3トップは、ヨーロッパでも
屈指のデュオと言えます。
リバプールにとって、最大の泣き所だったGKに関しては、夏の移籍で、ローマから
ブラジル代表のアリソンを獲得しました。
ブラジル代表の正ゴールキーパーで、昨シーズンのセーブ率が79.3%と屈指の
セービング能力を誇ります。
その影響で、チャンピオンズリーグ決勝でミスをしてしまったカリウスはべジクタシュへ
移籍となりました。可哀想な気もしますが、プロの世界なので、仕方ないのかも知れません。
夏に移籍をしてきたメンバーでは、シャキリがスタメンは多くないものの、途中出場で
6ゴールを記録しています。試合の流れを変えるジョーカー的な役割を担っています。
中盤に関しては、レギュラーを期待された、ファビーニョ、ケイタがあまりフィット
しておらず、33歳のミルナーが奮闘しています。
ディフェンスに関しては、ロブレンが負傷し離脱した、センターバックに、
サイドバックだった、ゴメスをコンバートし、穴埋めに成功しています。
ゴールキーパーはアリソンが加入し、安定感が出てきました。
それにより、失点が大幅に減少しています。
昨シーズンは38試合で38失点でしたが、今シーズンは、29試合で15失点と
プレミアリーグ最小失点となっています。
こう見ると、ディフェンスにおけるゴールキーパーの重要性がよくわかる結果になっています。
チャンピオンズリーグを争うようなヨーロッパの一流クラブがキーパー争奪戦を繰り広げるのも
納得です。
また、オプションとしてではありますが、以下のフォーメーションも
採用しています。
引用URL https://lovefootball-polestar.com
サラーをトップに入れて、フィルミーノ、マネ、シャキリを2列目に並べる、4-2-3-1です。
シャキリの得点力を活かし、3センターハーフでは今一つ持ち味を出せなかった
ファビーニョを活かす為のフォーメーションです。
このシステムを併用する事で、序盤戦は持ち味を発揮できなかった攻撃陣が息を吹き返し、
首位を走る要因になりました。
ただ、強豪相手の大事な試合のフォーメーションを見ると4-3-3を採用しています。
4-2-3-1はセンターハーフの枚数を1枚減らし、攻撃的なメンバーを2列目に
並べるシステムとなっています。
攻守のバランスを考えると、中盤に攻守のバランスをとれる、ミルナー、ヘンダーソン、
ヴァイナルダムを並べる4-3-3が合っている、という判断になっているのだと思います。
まとめ
リバプールは、プレミアリーグでは、マンチェスターユナイテッドに並ぶ、名門チームです。
しかしながら、プレミアリーグになった1990年以降は、1度もリーグ制覇をしていません。
特に2000年代は、チャンピオンズリーグ1回、FAカップ2回、リーグカップを3回
制するなど、カップ戦では強さを見せてきましたが、長丁場のリーグ戦では継続性に
掛けていた傾向にありました。
昨シーズンは、プレミアリーグでは、サラー、マネ、フィルミーノの強力3トップを
擁しながら、層の薄さ、ディフェンス面の弱さで4位となりました。
そして、チャンピンズリーグでは、決勝まで進みながら、サラーの不運な形での
負傷交代、カリウスのミスもあり、惜しくも準優勝に終わりました。
今シーズンは、その悔しさを晴らすべく、ゴールキーパーにアリソンを補充し、
シャキリ、ファビーニョで層の薄さを解消しました。
今シーズン序盤は首位を走りながら、マンチェスターシティに追いつかれ、
首位を明け渡してしまいましたが、今のリバプールのサッカーは、見ていて面白いサッカーを
しています。
最近は、成績が停滞気味で、開幕当初の勢いに翳りが見える為、色々言われていますが、
クロップ監督のチームを作る、まとめるという能力は素晴らしいと思います。
それは、香川選手が在籍した、ドルトムントでも実証済です。
最近思うのは、こういうチームが苦しい時に、リバプールのレジェンド、ジェラードのような
キャプテンがいたら、苦しい局面でも踏ん張れるのではないかな、と強く感じます。
そういう意味では、現キャプテンである、ヘンダーソンには、これから迎える正念場に
一層踏ん張ってもらい、悲願のプレミアリーグ制覇を成し遂げてもらいたいです。
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