プレミアリーグで最多の優勝回数13回を誇るのが、マンチェスターユナイテッドです。
プレミアリーグが開設される前から、赤い悪魔と恐れられていた、イングランドの
名門クラブです。
しかし、ファーガソン元監督が勇退後は、プレミアリーグで優勝できないシーズンが
続いています。
2018年は2位でフィニッシュしましたが、2019年はどうなのか、
冬の補強状況を調べてみました。
2019マンチェスターユナイテッドのフォーメーションはどうなる?冬の移籍・補強状況から予想
2019マンチェスターユナイテッドの冬の移籍状況は?
加入 なし
放出
ポジション | 名前 | 年齢 | 移籍先クラブ |
GK | ジョエル・ペレイラ | 22 | コルトレイク(BEL) |
MF | マルアン・フェライニ | 31 | 山東魯能(CHI) |
冬の移籍は、殆ど何もしなかったという状態です。
過去の冬の移籍を見ても、そこまで大型の補強はせず、余剰人員の整理が
主な目的の様に見えます。
ちなみに、2018年夏の移籍では、シャフタールからフレッジを獲得しています。
冬の移籍では、出場機会が限られていた、フェライニを放出しました。
フェライニは、ファーガソン元監督からモイーズ元監督に引き継がれた際に
連れてきた選手です。2013年から5年間在籍した事になります。
移籍してきた当初から、批判的な声が多かったですが、自分の出来る事はしっかり
こなしていた印象です。
攻撃的な中盤や、時にはトップまで、恵まれたフィジカルを活用して、貴重な
オプションの1つだった様にも見えました。
途中出場でしたが、そこそこ出場機会はあったので、常時出場できる環境を望んだ結果
なのだと思います。
2019マンチェスターユナイのフォーメーションはどうなる?冬の移籍市場から予想
それでは、マンチェスターユナイテッドの2019年のフォーメーションを見てみます。
引用URL https://lovefootball-polestar.com/
基本は、4-3-3です。
先ほども触れましたが、2018年夏に獲得したのは、MFのフレッジのみでした。
その前の冬の移籍で、アーセナルからサンチェスを獲得しました。
フォワードに関しては、サンチェスがフィットすることを期待したと思いますが、
現状は、移籍を希望していたマルシャルの方がフィットしている印象です。
モウリーニョ前監督があまり重用しなかった、マルシャル、ラッシュフォードの
若手陣が、スールシャール監督になって、活躍しています。
ただ、得点を量産して欲しかったはずのルカクの調子が今一つなのが気がかりです。
ルカクは、18歳でチェルシーに引き抜かれ、エヴァートン、ベルギー代表で活躍し、
活躍を期待されて、マンチェスターユナイテッドに移籍しました。
昨シーズンは16ゴールとまずまずの成績を残し、今シーズン更なる飛躍を期待されましたが、
怪我などもあり、波に乗り切れていない印象です。
中盤に関しては、夏の移籍でフレッジを獲得しましたが、レギュラーを掴む、
というところには至っていません。
モウリーニョ前監督との確執が伝えられていた、ボグバが、スールシャール監督に
なってから、調子が良くなっています。
中盤の底にはマティッチを置き、フィルターとしての役割は果たしています。
最も安定していますが、バックアッパーが心もとないポジションです。
ディフェンスに関しては、リンデロフ、スモーリング、バイリー、ジョーンズと
CBの頭数はいますが、失点は防ぎきれておらず、デ・ヘアのスーパーセーブに
助けられています。
試合内容を見る限りでは、組織的に守る、というより、個人能力で対処している印象が強く、
相手のフォワードに早い選手や、高い選手がいると、結構やられています。
まとめ
モウリーニョ前監督から、スールシャール監督に交代し、公式戦で連勝したり、
ボグバが調子を取り戻したり、と良い方向に向かっていました。
しかし、チャンピオンズリーグで、パリサンジェルマンに敗退、プレミアリーグでも
アーセナルにアウェイとはいえ敗戦するなど、少し雲行きが怪しくなってきました。
スールシャール監督を解任しても、このタイミングで手を挙げる監督はなかなかいないと
思うので、スールシャール監督には、ここで踏みとどまり、最低限のノルマである、
チャンピオンズリーグの出場権だけは、確保して欲しいと思います。
個人的な印象としては、ここ数シーズンの状況で言うと、チームの方向性が
しっかり定まっていない様に見えます。
ファーガソン元監督時代のマンチェスターユナイテッドは、各ポジションに核となる
ワールドクラスの選手がいて、その選手を機能させる為に、周囲の選手が動く、
というシステムでした。
攻撃に関しては、カントナ、ベッカム、クリスチアーノ・ロナウドという栄光の7番が
攻撃の中心でした。
彼らが攻撃の核にいて、ファンニステルローイ、ルーニー、ファンペルシーという
点取屋が確実に決め、スコールズ、ギグスといった名脇役もいいアクセントを
攻撃につけていました。
守備に関しては、GKとCBにタレントを置いて、という形でした。
GKに、シュマイケル、バルテズ、ファン・デル・サールという代表クラスの名手が
どっしり構えて、ブラン、スタム、ファーディナンド、ヴィディッチという、
フィジカルに優れたCBが中央を固め、ロイ・キーン、キャリックが中盤で攻撃の芽を
的確に摘んでいました。
ファーガソン元監督時代と今を比べると、各ポジションに核となる選手は補強しています。
FWはルカク、MFはボグバ、CBにバイリーやリンデロフ、GKはデ・ヘアです。
しかし、大きく欠けているのは、栄光の7番です。
クリスチアーノ・ロナウドが去ってから、7番の選手が活躍できていません。
オーウェン、バレンシア、ディ・マリア、デパイ、サンチェスと5人獲得しましたが、
いずれも活躍できていません。
以前は、マンチェスター、といえば、ユナイテッド、でしたが、近年は、
シティ、の方が、名前を聞く事が多くなりつつあります。
そのシティの様に、まずは託す監督を決めて、その監督の方針に沿った選手を
獲得していく事が必要だと思います。
プレミアリーグを盛り上げる為にも、マンチェスターユナイテッドには、復活して欲しいです。
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