2019年シーズン開幕まで残り2週間となりました。
しかも5月以降は平成から新元号へと変更されます。
シーズン通して助っ人外国人選手の能力が不可欠状態になっています。
往年のランディ・バース選手、ブーマー・ウェルズ選手、アレックス・ラミレス選手、ブライアン・ファルケンボーグ選手など幾多の助っ人外国人選手が活躍しました。
さて、2019年プロ野球パリーグ6球団の新助っ人外国人選手は日本の野球にアジャストできるのか?それともアジャストできないのか?
補強状況および注目選手を確認していきましょう!
2019年プロ野球パ・リーグ6球団の新助っ人外国人選手の獲得・補強状況まとめ!
2019年西武ライオンズの新助っ人外国人選手の獲得・補強状況!
ザック・ニール投手(30、前ドジャース)
年俸65万ドル(約7300万円)の1年契約。
190センチ、99キロ、右投げ右打ち
今季メジャーではドジャースで1試合に登板し勝ち負けはなく、防御率9.00。
マイナーでは、ドジャース傘下、レッズ傘下の3Aでプレーし、主に先発を任される。
計32試合(14先発)、5勝4敗、防御率4.63。
メジャー通算では、31試合(6先発)、2勝4敗、防御率4.94
廖任磊投手(25、前巨人)
巨人では秘密兵器と言われた台湾出身の右腕。
(国内ドラフトにかかっているので日本人選手扱い)
秘密のまま戦力外通告となり合同トライアウトを経て移籍となりました。
201センチ、125キロという規格外の体格からの直球は威力抜群で、奪三振能力も高い。
注目したいのは、ザック・ニール投手ですね!
本日先発のザック・ニール投手は、4イニング自責0。制球の良さとゴロアウトの多さで、開幕ローテ入りを引き寄せました!!
一軍対外試合デビュー戦として100点のピッチングでしたね(^-^)/V2・日本一奪還のピースとなってくれると信じてます! pic.twitter.com/U0V8BjSPPo
— 40L党@CATCH the GLORY リーグ2連覇&日本一奪還 (@40_LEOTOH1983) 2019年3月12日
配置的には先発として期待されています。
平均球速145キロのツーシームを軸にスライダー、チェンジアップ、
カーブを混ぜる技巧派右腕。
低めを丁寧に突く制球力には評判があり、基本的には打たせてとるタイプです!
奪三振力は低く、ツーシームによる打ち損じを狙う投球スタイルなので
グラウンドボールピッチャーとしてどこまでできるかが鍵となりそうです。
2019年福岡ソフトバンクホークスの新助っ人外国人選手の獲得・補強状況!
ソフトバンクホークスは、新助っ人外国人選手の獲得・補強はありませんでした。
今後ソフトバンクホークスが最も補強が必要と思われるポイントは、
一塁手、三塁手、外国人選手
ではないかと思います。
2018年は不動の主軸内川聖一選手が死球や自打球、疲労などで
何度も登録抹消されるなどシーズン通して活躍することが出来ませんでした。
その穴埋めをしてくれたのが打撃職人の中村晃選手です。
本来は外野手ですが、前年からも終盤には一塁守備につくことも多く実績はあります。
デスパイネ選手やグラシアル選手などが左翼手、指名打者となるため
中村晃選手の存在は攻守にわたって貴重でした!
内川聖一選手も年齢的にそろそろ厳しいので代わりとなる
大型一塁手を補強する必要が出てきます!
5年連続ゴールデングラブ受賞中のホークス不動のホットコーナー松田宣浩。
2018年は全143試合に三塁手としてスタメン出場しています。
交流戦までは打率2割前後と不振でした。
夏場に調子をあげたものの打率.248はレギュラー定着後ワーストの成績でした。
一発が期待できるからこそ外せないという気持ちもありますが、
ここ10年間ずっとレギュラーですから、年齢的にもそろそろ難しいかと…
一塁手と三塁手については内川聖一選手、松田宣浩選手の年齢を考えると
そろそろ世代交代すべきかと思います。
ソフトバンクは戦力層が厚くドラフトでは高卒選手を積極的に指名していますので
将来への心配も少ないでしょう。
課題は世代交代のタイミング!といったところでしょうかね!!
2019年北海道日本ハムファイターズの新助っ人外国人選手の獲得・補強状況!
ジョニー・バーベイト投手(26、前タイガース)
1年契約で年俸7000万円。
185センチ、104キロ、右投げ右打ち。
今季は主にタイガース傘下のマイナーチーム3球団で
先発4試合を含む計35試合に登板し、0勝3敗12セーブを記録した。
16年にヤンキースでメジャーデビューします。
メジャー通算成績は、全て中継ぎで44試合に登板し1勝3敗、防御率6.14
平均151キロ、最速156キロの直球を軸とし、
スライダー、カーブ、スプリットなどを投じる本格派右腕です。
王柏融外野手(25、前台湾ラミゴ)
台湾史上最強打者との呼び声も高く昨季まで
2年連続打率4割以上をマークするなど「台湾の大王」と呼ばれた。
台湾リーグでは4年間で通算378試合出場で
1484打数573安打で打率3割8分6厘、86本塁打、319打点、49盗塁、OPS1.110 を記録。
2016・2017は2年連続4割バッターに16年は三冠王を獲得します。
ジャスティン・ハンコック投手(28、前カブス)
1年契約で年俸7000万円。
193センチ、83キロの長身右腕で最速158キロの直球とスライダーが武器です。
17年途中でカブスへ移籍し、今季(2018年)メジャーデビュー。
メジャー通算成績は10試合登板、0勝0敗、防御率1.46。中継ぎとして起用される。
最速158キロを誇る直球を軸に、キレのあるスライダーを加え打者をねじ伏せる剛腕リリーバー。
やはり注目したいのは、王柏融外野手ですね。
///
D2―2日(21日) 日ハムの王柏融が初本塁打https://t.co/9JAzmFxJGO#47NEWS#ニュース速報#NEWS速報JAPAN pic.twitter.com/J6aOe0qRAi— NEWS速報JAPAN (@NEWS_JAPAN_S) 2019年3月21日
台湾の大王こと、台湾球界屈指の強打者です。
15年に台湾球界(CPBL)にてデビューし、16年17年と二年連続で打率4割をマークします。
超打高で知られるCPBLでの成績であることと、今季成績を落としてしまったことで、
その実力を疑問視する声も増えているが、素材的には間違いなく一級品です。
外国人助っ人に最も求められるであろう即戦力という点では、
期待はずれに終わる可能性も拭えないが、高いレベルで多くの能力を
備えた中距離打者としての期待感は抜群。
気になる打順は、4番は中田選手がいるので、3番5番辺りが濃厚になると思います。
中田選手の状態によっては4番っていうこともありえそうです!
2019年オリックス・バファローズの新助っ人外国人選手の獲得・補強状況!
タイラー・エップラー投手(26、前パイレーツ傘下3A)
身長196センチの長身で最高球速が152キロのストレートに
球種はスライダー、チェンジアップが基本投球スタイル。
メジャーでの登板経験はないものの昨季はパ軍傘下3Aインディアンスで
28試合登板し25試合に先発、13勝6敗で防御率3.59の成績を残します。
コントロールは比較的良いが、奪三振率は高くなさそうです。
ジョーイ・メネセス内野手(26、前フィリーズ傘下3A)
単年契約で推定年俸は契約金を含め1億1000万円。
192センチ、99キロ。右投げ右打ち
メキシコ出身。今季の3AのインターナショナルリーグでMVP。
メジャー経験はないが、今季の同リーグでは23本塁打、82打点で2冠王獲得します。
打率.311、OPS .870と安定した数字を残します。
ポジションは一塁と右翼になるでしょうか。
注目したいのは、タイラー・エップラー投手ですね。
基本的には先発で起用されるそうですが、中継ぎにも対応できるみたいですね。
投手事情によっては転向もあるかもしれません。
144キロ~148キロのフォーシームとツーシームに
カット気味のスライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分ける技巧派。
制球力に優れ、四球が少ない反面、ゾーン外への有効なボールが少なく
奪三振能力など支配力に欠ける部分も見られます。
26歳とまだ若いので、今後の上積みに期待したいですね。
2019年千葉ロッテマリーンズの新助っ人外国人選手の獲得・補強状況!
ブランドン・レアード内野手(31、前日本ハム)
NPB通算4年で打率2割4分、131本塁打、349打点をマークします。
16年には本塁打王のタイトルを獲得しており、
昨季12球団ワーストの78本塁打だったチーム待望の長距離砲です。
気になるポジションですが、本職の三塁は鈴木大地選手がいます。
DHには新外国人のバルガス選手がいるのでレアード選手は外野に転向が濃厚でしょうか。
レアード選手の加入で25~30本塁打が期待できます。
ブランドン・マン投手(34、前レンジャーズ)
11、12年は横浜、DeNAでプレーし、日本通算28試合で3勝9敗、防御率4.27。
昨季は自身初のメジャー登板を果たし、7試合に登板します。
勝ち負けは付かず防御率5.40でした。
メジャー経験は2018年のみですが、日本球界での経験があるのは大きいです。
実際に外国人投手で日本球界2球団目に飛躍する事例は多いですからね。
ケニス・バルガス内野手(28、前ツインズ傘下3A)
1年契約で年俸は推定150万ドル(約1億6500万円)
196センチ、133キロのプエルトリコ出身。
大リーグ4年で打率.252、35本塁打、116打点
2017年にWBCのプエルトリコ代表として準優勝に貢献!
2018年は3Aで144試合に出場。
打率.246/21本塁打/82打点/OPS.748をマークした大型スイッチヒッター!
ジョシュ・レイビン投手(30、前ブレーブス)
推定年俸80万ドル(約8800万円)
抑え候補として期待される右腕です。
平均156キロの直球とシンカー、スライダー、チェンジアップが武器。
メジャー通算で35試合登板の2勝3敗、防御率5.12、1セーブ
荒れ球の印象が強いので、9回の大事な場面で
コントロールで自滅することだけは避けたいですね。
注目したいのは、ケニス・バルガス内野手ですね。
なんか惹かれるポスター。#ブランドン・レアード#ケニス・バルガス pic.twitter.com/BdGJYZe1IL
— 🐟チャリコ遠藤🐟スポニチ虎番🐟 (@sponichi_endo) 2019年3月21日
圧倒的なパワーを持つロッテ待望の生粋の長距離打者!
2018年のロッテのホーム数は12球団でもワーストなので
大砲の井上晴哉選手と合わせて長打が期待されますね。
チャンスに強ければ打率は2割5分くらいで
ホームランも30本近く打ってくれたら上出来かなと思います。
年俸も1億6500万円ということで期待の高さが伺えます。
2019年楽天ゴールデンイーグルスの新助っ人外国人選手の獲得・補強状況!
アラン・ブセニッツ投手(28、前ツインズ)
年俸7000万円。
17年にツインズでメジャー初昇格を果たした右腕です。
同年に28試合に登板し1勝1敗、防御率1.99。
今季は救援として23試合に登板し4勝1敗、防御率7.82でした。
185センチ、81キロ、右投右打
ジャバリ・ブラッシュ外野手(29、前エンゼルス)
1年契約で年俸は1億2000万円。
196センチ、106キロ、右投右打
メジャー通算123試合で8本塁打ながらマイナーでは
9年間通算で768試合に出場し169本塁打、500打点、2割6分6厘の4番候補。
外国人野手は蓋を開けてみないと何ともわかりませんが、
ブラッシュ選手の大きな特徴は長打力でパワーは確かにあります。
パ・リーグの投手はパワー型が多いので、相性は良いかもしれません。
注目したいのは、アラン・ブセニッツ投手ですね。
2019.2.6 #アランブセニッツ(@abooze32)
球めっちゃ速かったから、早く試合で見たい。#楽天イーグルス #久米島キャンプ #RakutenEagles #SpringTraining pic.twitter.com/j34U1UAuRu— だいき (@domired50) 2019年2月11日
楽天は2018年は勝利の方程式(福山投手、ハーマン投手、松井投手)が崩れました。
救援として起用されるのが濃厚です。
メジャー過去2年間は全てリリーフの経験があるのも大きいですね。
平均球速が153キロの豪腕投手のようで、奪三振率の高さに期待ありです。
持ち球は、150km/h台後半の速球、カーブ、チェンジアップです。
フォーシームは常時97~98マイル(156~158km/h)は出せるようです。
ツーシームでも95マイル(153km/h)出ていますので
これだけでも日本の打者には脅威になりますね。
今シーズンどれだけ活躍してくれるか、楽しみです!
まとめ
全体的にどの球団も投手や長距離砲を補強をしていますね。
一発で試合の流れがガラッと変わるので、パワーのある外国人が欲しいとこです。
外国人はどれだけ評判が良くても、
起用するとアジャストできないというケースも多々ありです。
2019年シーズンの新助っ人外国人選手の中にアジャストできる選手は出てくるのか?
新助っ人外国人の動向に注目していきたいですね!
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